部長挨拶



   日本刀に関心を持たれているあなたへ

 

 日本刀に興味があり、「美術品として鑑賞するだけでなく遣ってみたい」「日本刀を魂としていた侍の心境になってみたい」「現代の竹刀剣道では失われてしまった本来の刀法を学びたい」「死ぬまで出来る健康法として日本刀を振りたい」等々、居合道への入門動機は人により様々です。千葉県剣道連盟居合道部四街道支部はそれらすべての方々に対して門戸を開いています。私たちは、居合道を「日本刀を用いた精神修養の道」と考えています。「激しい稽古で強靭な精神と肉体を鍛える」といったことも可能ではありますが、むしろ「自我を抑え周囲との人間関係を円滑にしていく」「安心立命の境地で死ねる」といった実利的な効用を求めています。その意味では「年齢を問わず始められる手軽な(精神と肉体の)健康法」と言えましょう。

 日本刀とは不思議なもので、遣い手の技量に応じて体の一部とも考えられるほど身近な存在になっていくものです。居合道を続けることでこのことを実感できます。それほど奥の深いものであり、いつまでも飽きずに愛刀を振り続けることができるゆえんです。

 四街道支部は四街道市体育協会に所属し、独立した専門部として「市民の生涯教育の担い手」としての役割を担っています。そのため、市民に対しては「四街道居合道部」の名称を掲げています。四街道市の中心部(中央公園)にある四街道市武道館(剣道場)に週3回の稽古場所(時間)を無料で確保できているのも、過去40年以上に亘ってそうした役割を担ってきたからであり、入門者の延べ人数は指導者も含めて約150名に及んでいます。

 新しく入門される方にお教えしているのは全日本剣道連盟居合12本と古流の型43本です。過去には立身流や無双直伝英信流を教えられる指導者もおりましたが、現在では「(研修館の流れを汲む)夢想神伝流」が主体です。各自は、これらの型を丁寧に1本1本抜くことにより、それぞれの型に込められた業(体の運用や呼吸法)を自得していくことになります。お教えできることは僅かですが、稽古の仕方によっては無限の成果を体得できるものであり、そのお手伝いをすることについてはやぶさかではありません。稽古の場に居合わせた全員が共に学び、教えあう雰囲気がしっかりできていますので、いつまでも楽しく続けられることを保証いたします。

 

千葉県剣道連盟居合道部 四街道支部長 

四街道市体育協会  居合道専門部 部長   新井 將